ガイアの法則、文明の周期について
前回に続き、縄文道塾で学んだことの二つ目です。
日本における麻文化(縄文古来からの文化)の再興を手掛けておられる大山社長より、「ガイアの法則」についてのお話がありました。
私自身は、これまで林英臣先生や、文明法則史学研究所の服部先生より「文明法則史学」として学んできました。
それとは別に、千賀一生氏の説く『ガイアの法則』という文明周期論があります。
書籍自体は手元にありながら、まだ読み込めてはいませんでしたが、今回概要について理解を深めることができました。
文明法則史学とガイアの法則。
基本的な立脚点はかなり近いと感じます。
両者に共通しているのは、
文明は一定の周期をもって、東西で波のように盛衰が入れ替わる
という視点です。

ガイアの法則とは
ガイアの法則では、地球(ガイア)を自動調整機能を持つ一つの巨大な生命体として捉えます。
地球は完全な球体ではなく、赤道部分が膨らんだ楕円体。そのため引力の影響で回転軸がわずかにずれる「地球歳差運動」が起きます。
その結果、東回り・西回りのスピンが生じ、約800年ごとに文明の隆盛の波が東西で交互に現れる、という構造です。
文明隆盛の基準として挙げられるのは、
① 世界一の国際性
② 影響力の大きさ
③ 生活水準の高さ
④ 知的水準の高さ
この四点です。
文明は波を描く
現在、世界的に広く認められている最古級の文明は、東回りスピンの シュメール文明(約6400年前〜5600年前)。
白内障治療の痕跡、二院制的政治制度、高い農業生産性(麦一粒から20〜80倍の収穫)など、すでに高度な文明性を備えていました。
次に西回りスピンで前インダス文明(約5600年前〜4800年前)。
モヘンジョダロ の地下12mから大規模な遺跡が発見され、インダス文明以前にも都市が存在していた可能性が示唆されています。
その後、東回りスピンで インダス文明(約4800〜4000年前)。
計画都市、水洗トイレ、排水設備、歯科治療の痕跡。
明確な王権支配構造が見られない点も特徴です。
続いて、
・西回り:メソポタミア文明(4000年前〜3200年前)
ハンムラビ法典、黄道十二星座、60進法など高度な知的体系。
・東回り:ガンジス文明(3200年前〜2400年前)
ウパニシャッド哲学、釈迦の誕生。
・西回り:ギリシャ・ローマ文明(2400年前〜1600年前)
・東回り:唐(1600年前〜800年前)
・西回り:アングロサクソン文明(約800年前〜現在)
という流れになります。

そして次は日本へ
800年周期で文明の中心が移動してきたとするならば、次の中心地はどこか。
その候補として日本が浮上する、というのがガイアの法則の見立てです。
失われた30年という短い尺度で見れば、日本は経済的に停滞しているように見えます。
しかし、1万年以上の歴史の中で培ってきた日本の精神文化、自然観、調和、利他性は、世界で静かに評価され始めています。
文明サイクルという大局観で見れば、いまは衰退期ではなく、東洋・日本へ文明の中心が移る転換期である可能性もある。
短期的な情勢に振り回されるのではなく、長い時間軸で物事を見ること。
とりわけリーダー層には、この大局観が求められているのではないかと感じました。
さらに遡れば縄文へ
最古の文明としてシュメールが語られますが、さらに遡れば、日本の 縄文時代 に行き着く可能性があります。
ゲノム解析によるあずき栽培の痕跡などから、世界最古級の農耕文化を有していた可能性も指摘されています。
縄文の精神性と文明性を改めて見つめ直す。
その上で、日本人が自覚と使命、志を持ち、次の文明を担っていく。
それこそが、混沌とする世界を平和へと導く鍵になるのではないでしょうか。
大山社長は、麻(ヘンプ)栽培と縄文古来の文化復興、日本社会の創生に心血を注いでおられます。
日本の伝統文化や精神を見直すこと。
それが日本再興の鍵となり、やがて世界平和へと繋がっていく。
私は、その可能性を強く感じています。
豊かな島づくり代表
豊嶋純平
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