日本の心と志、感性を育む小学校―志明館様 訪問記録―
こんにちは、豊かな島づくりの豊嶋です。
先日1月27日(火)の午後より、福岡県北九州市にある小中一貫校の私立校「志明館」様を訪問させて頂きました。(学校HP⇒https://shimeikan.hakata.ed.jp/)
「誇りと志を培い、日本で、世界で羽ばたく人財を輩出する」という理念を掲げておられる学校です。
きっかけは、以前に参加していた自啓共創塾の講義でした。講師として登壇された山口館長より、志明館の理念や取り組みについて話を伺い、「日本に、このような志ある教育を実践している学校があるのか」と感動し、強く心動かされました。事務局の方にお繋ぎいただき、学校見学の機会を頂戴しました。
志明館設立の経緯
山口館長は、国際的にご活躍されていたビジネスパーソン(ゼネコン)なのですが、帰国時、日本の子ども達の目の輝きが弱くなっていることに衝撃を受けたことが出発点だったそうです。使命感を抱き安定した立場を離れ、まずは偉人伝を学ぶ寺子屋を立ち上げられたものの、数年間は経営的に苦しい時期を過ごされたそうです。
その後、現在の八尋校長と出逢い、志を同じくして学校設立へと歩みを進められました。廃校となった小学校を買い取り、新たに志明館として再生されたようです。
構想から実現までは何と約15年とのことでした。志を形にするには、長い年月が必要なこと、粘り強く、志をぶらすことなく貫くことの大切さを学ばせて頂きました。
なお、開校までの最も大きなハードルは資金調達、そして現在は、入学希望者の募集。一筋縄ではいかないようです。
全国的に理念ある教育を求める声がある一方、運営の現実は決して容易ではないことも素直に学ばせて頂きました。
教育の四本柱
志明館では、教育を次の四つの柱で構成しているそうです。
- 土台教育(基礎学力)
- 人間力教育
- 発奮教育(探究・挑戦)
- 感性教育(文化・芸術)
人間力教育
特に印象に残ったのは、私の関心ごとでもあったのですが、人間力教育でした。幼い頃から、偉人の生き様に触れる機会を設けているとのことです。私自身は、大人になって初めて偉人伝に触れ、その重要性を今実感しております。だからこそ、幼少の頃から、志ある理想的な人物像に触れられる環境の価値は、非常に大きいと感じます。

その他にも、
- 神社参拝
- 茶道体験
- 古典の素読
- 書道
など、日本文化に根ざした学びを学校教育の中に体系的に取り入れている点も特徴的でした。
伝統文化・行事参加(神社参拝、茶道体験など)、古典の素読など、これを私立とはいえ、学校教育の中で力を入れて取り組んでいるのは、志明館ぐらいなのではないかと感じる次第です。学校の中に、整然とした和室(寺子屋ルーム)があり、そこで茶道体験をしたり、先生から偉人のお話を聴いたりするそうです。


実際中にも入らせて頂きましたが、やはり学校の教室とは空気が変わりますので、こういった場で学べることは、とても貴重ですし、日本人として日本の心を学ぶ上で、最善の教育環境だと感じました。
寮生活
遠方からきている生徒もおり、学校内に寮が完備されていることも驚きでした。寮生活をすることで、規律や協力、自立心などを養うことも、教育の一環として位置づけられているそうです。
発達心理の観点でも、10歳頃までに、基本的な生活習慣や、人格の土台が形成されると言われています。小学校段階での教育を重視している理由も、ここにあるのだと理解しました。私も、大学生以降を対象とした志塾を運営予定ですが、出来る限り早い年齢から、よき教育に出逢えるかが大事だと感じました。
子どもたちの表情
現地で出逢った子ども達は目が輝き、生き生きとしていた様子が印象的です。事実アンケートでは、学校生活の満足度が非常に高いという結果が出ているそうです。
小学一年生から受け入れを開始し、立ち上がってまだ数年で、上級学年が存在しないため、長期的な成果はこれから検証されていく段階のようですが、幼少期からこのような教育を受けられる環境には、大きな可能性を感じました。子どもたちが、10年後、20年後にどのように成長しているのか、私自身もとても楽しみです。
おわりに
今回の訪問にあたり、貴重なお時間を割いて下さった、山口館長、八尋校長には感謝申し上げます。
志明館では、この小中一貫のモデルを全国に広げ、日本の未来をを明るい方向へと変えていきたいというビジョンをお持ちとのことでした。日本の心や誇り、志を持った若い世代が育つことは、日本全体の明るい未来に直結すると、私は考えております。
私自身も、今回の学びを、自らの人づくり・教育活動に少しでも生かしていきたいと思います。
今後も、豊かな日本社会の創生に繋がる事例や、学びを継続的に発信して参ります。ぜひ引き続きご覧ください。
豊かな島づくり代表
豊嶋純平
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