日本的リーダー論を学ぶ(古代史勉強会に参加して)

こんにちは、豊かな島づくりの豊嶋です。

1月16日(金)ですが山梨県で実施されました、古代史勉強会につきまして、参加させて頂きました。日本思想や国学ですと、従来までは古事記や大和言葉を中心に、東洋哲学・日本思想家の林英臣先生より学問を修めて参りました。そういった中で、同門生より、たまに耳にする機会があったのが、「ホツマツタエ」や「ヲシテ文字」という存在のことです。

一節には偽書ともされており、正直あまりピンとは来ておらず、特段自分で学ぶことはありませんでした。

しかし、数年の時を経て、今回とある知人が、ホツマツタヱを原文で読み込み、独学で5年間ほど研究されており、特別に教えて下さるとのことで、勉強会に参加して参りました。

ヲシテ文字について

ヲシテ文字とは、日本に漢字が伝来するよりも古くから日本で使われていたとされる、いわゆる神代文字になります。

このヲシテ文字で書かれた文献は、大きく三種類(カクのフミ、ミカサフミ、ホツマツタヱ)あり、縄文時代~古墳時代頃までの世界が描かれています。

具体的には、当時の国家理念や政治哲学をはじめ、国が乱れていく過程などが描かれています。さらに時代を遡れば、人類が誕生するより前の世界(宇宙の成立ち)なども。

現存する中で、最も古い日本の歴史書は、古事記と日本書紀と考えられていますが、その前には、国記や天皇記、帝紀、帝王本紀などがあったとされ(焼けて無くなりましたが)、更にその前の古くからあったとされるのが、このヲシテ文献であると考えられています。日本書紀の中に、「帝王本紀、多有古字」と書かれてあることから、日本書紀が参照しているとされる文献には、漢字と古字(ヲシテ文字などの神代文字)があった可能性もあるようです。

一方で、江戸時代頃に創られた偽書だともされており、その真意や真相は私には分かりませんし、ヲシテ文字が必ずあったと主張をしたいわけでもありません。

ただ初めて講義を聴いてみて思うのが、偽書かどうかに関わらず、「日本人の精神性や国柄、国体、原点」が如実に、具体的に描かれており、日本とはいかなる国かを掴む上で非常に学び深い、意義のあるものだと、率直に感じました。

偽書だと決めつけて、遠ざけるのではなく、ヲシテ文字で書かれたこれらの文献も、日本という国体を知る上での一つとして、触れることがあっても良いと感じております。

特に印象的だった話(日本的リーダー論)

古事記にも登場する、イザナキ、イザナミの黄泉の国の物語。古事記ではイザナミが、「いとしい私の夫よ。あなたがこんなことをするのなら、あなたの国の人を一日千人、殺しましょう。」と話し、イザナキが「いとしい妻よ。あなたが千人殺すなら、私は、一日に千五百の産屋を建てよう。」と答えたとされています。

一方で、ホツマツタヱの原文には、次のような内容が書かれていたそうです。

イザナミが言うには、「いとしい私の夫よ。あなたがこんなこと(イザナミの死を悲しんで後追い)をするのなら、1,000人の国民を路頭に迷わせますよ」と。イザナキが答えていうには、「いとしい妻よ。1,500人の幸せな国民が生まれるぐらい政務に励みましょう。あなたがいうような過ち(国民を路頭に迷わせる)がないように約束し、現世に帰ります」と。

つまり、愛する人との死別という悲しみを乗り越えて、リーダーとして政務に励み、国民を豊かに導いていく。そういう決意と誓いが、描かれているようでした。

個人的には、黄泉の国の物語に関しては、古事記の話の方(1000人殺す、1500人産む)が意味がピンと来ず、ホツマツタヱの方が現実的で、かつ凄く心に刺さる内容だと感じました。志に生きるリーダーとして、背負うものがある以上、家族の死という悲しみを乗り越えて、公のために国民のために力を尽くす必要がある。

日本的なリーダーの生き様(利他、大欲、大義)が描かれており、美しい物語だと率直に感じました。

ホツマツタヱには、それ以外にも、勉強になる内容が数多くあり、偽書か本物かは置いておいて、日本の歴史や国体観を、多面的に学ぶ一つとして、とても参考になるものだと感じました。

今回は、ホツマツタヱの解説というよりは、日本という国を多面的に知る上で、ホツマツタヱの勉強会に参加した、そんな記録で御座いました。

豊かな島づくり代表

豊嶋

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