日本的な暮らし&生きる力向上@ビヨンド自然塾
こんばんは、豊かな島づくりの豊嶋です。
2025年5月より、山梨県で開催されている「ビヨンド自然塾」という塾に参加しており、2026年1月17日(土)~18日(日)講座に参加してきました。
参加した経緯
もともと、サラリーマンを辞め独立するまでの期間を利用して参加しました。独立後は、安定的な現金収入が大幅に減る見込みであったこともあり、田んぼや畑をはじめております。それに加えて、「自分の力で生活の多くを賄えるようになりたい」「自給自足に近い生き方へ、一歩近づきたい」という想いがありました。
今までやってきたこと
今までの計8回でやってきたこととしては、土壁づくり、米作り(田植え、草刈、稲刈り、脱穀、とうみ)、タケノコ収穫、桑の実ジャムづくり、梅の収穫、ロープワーク、ピザ窯づくり、木の伐採、竹の利活用(屋根、流しそうめん)、撒割り、麦の種まき、狩猟などなど。


まさに「生きる力」を多面的に向上させる学びです。
そして最終回となる今回は、味噌づくりと藁草履づくりに挑戦しました。
味噌づくり
屋外の窯で煮炊きを行いましたが、まずは燃料となる蒔割りから始まります。腰と斧を地面めがけて真下に振り下ろすのが基本。個人的には、蒔割りはとても楽しい作業でした。

そして味噌づくりの工程は以下の通りです。
・大豆を4時間程度煮る

・米と麦は前日に洗った後に、大量の水に浸水させておく。翌日1時間程度蒸す。(食べてみて、芯は少しあるけど、食べられる程度がgood)

・冷ましてから、麴菌を混ぜる。(高温では菌が死滅するので温度管理が重要)
・30度程度で48時間発酵をさせる
・麹に塩を混ぜる
・大豆と合わせ、空気を抜いて仕込完成。
発酵期間はおよそ10か月間。発酵を止めたい場合は、冷蔵庫に保存します。
これまでは出来上がった麹を購入して使っていましたが、米と麦から麹を起こす経験は初めてでした。「難しそう」と思っていたことも、実際にやってみると何とかなる。未経験のことへの心理的ハードルは、行動によって超えられると感じます。今後は、一人でも麹から味噌が作れそうです。
藁草履づくり
また、稲わらを利用して、草履を作りました。結果として、片足分も完成には至りませんでしたが、それらしい形(?)になりました。昔の人は、夜の手仕事として毎晩稲わらを編んでいたそうです。手仕事の難しさと、同時に面白さも感じました。

テクニック以上に学んだこと
ビヨンド自然塾では、「生き方向上」のために、もちろん上記のような田舎暮らしに必要不可欠な、やり方・作り方(テクニックや、ホウツー)を学ぶのですが、それ以上に「どうすれば、生きやすくなるのか」という、考え方をかなり学ばせてもらったように感じます。
正直、田舎暮らしに必須のテクニック・ハウツーのすべてを一切習得は出来てはいないですが、一通り田舎暮らしをしていく上で避けては通れない経験をさせてもらい、「田舎生活も、やればなんとかなるかも」「できなくても、とりあえずやってみよう」というマインドを養えたように思いますし、そういった考え方を持つ方が、テクニックを持つこと以上に、重要であり価値があるものだと感じます。ただ、一度も実体験がなければ、こういったマインドを持つこと自体が難しいので、たとえさわり程度であっても、一通り体験することの意義はあるのだろうなと感じます。
それ以上に、何よりも「目の前のことを楽しむ」という意識も学ばせてもらいました。ビヨンド自然塾の室田さん(代表)は、目の前のあらゆることに、楽しみながら取り組まれておりました。
私自身、どちらかというと志や使命感や「こうあらねばらなない」で生きており、それ自体が悪いことでは当然ないのですが、ここビヨンド自然塾では、童心に立ち返り、純粋に「楽しむことの大切さ」も思い出させてもらったように感じています。大人になればなるほど、童心から遠ざかりますが、時には童心に立ち返っていくことも、生きやすさに繋がっていくと感じました。
捉え方が目の前の景色を変える
また、とある参加者の方が、みんなでジャムづくりをしている際に、火加減を誤って焦がしてしまったときのことが印象的でした。「焦がしてしまった、どうしよう・・・」と、その方が落ち込んでいたのですが、その時に室田さんの発言から、「どう捉えるかで、生きやすくなるか、生きづらくなるのか変わる」ということも学ばせてもらいました。
生きる上で、幸せであることをゴールとした場合、例えばジャムを焦がしてしまってイライラしてしまったら、本来のゴールから遠のいてしまう。その時に、思考を切り替えて、「焦げたけど、みんなでやれて楽しかったね」「失敗しちゃったけど、良い経験になったね」と、プラス発想で考えられれば、自分の心の穏やかさや、幸せを感じられる度合いも大きく変わるとのことでした。
現象としては同じだし、事実としては変わらない。ただ、自分の思考や心の在り方次第で、見える景色が変わる。幸せは自分の思考と心が作っているということを、改めて感じさせてもらいました。
今後の生き方のヒント
ビヨンド自然塾では、数多くの学びがありましたが、生活や暮らしの在り方としても、個人的には参考になりました。昔の日本人の暮らしは、自然や動植物と共生し、地域の方々と共生し、お互い様の精神で、助け合いながら豊かに暮らしていたのだなと。
ビヨンド自然塾の暮らしは、ある意味では縄文的、ある意味では弥生的、また江戸時代的。近代以降の日本が見失ってきた、精神的な豊かさの答えが、古き良き日本の伝統文化が、ここビヨンド自然塾にはあったように感じています。
私も埼玉県小川町に移住して、田舎での里山暮らしを始めたばかりですが、都市部にいた頃とは違ったライフスタイルに切り替わってきました。都市部にいた頃よりも、地域の方との顔が見える関係で、安心感があること。もし食糧危機が訪れたり、物価が高騰して食べ物が手に入らなくても、最悪自分で作れる(というマインドがある)こと、はたまた地域の方との心と心の繋がったネットワークの中で、物々交換など融通し合えること。
そういったガラッと変わった生活環境になり、それが生きやすさに繋がってきています。もちろん現金収入は、まだほとんどなく、本業にも当然力を入れなければ、今の社会環境の中では、暮らしてはいけない側面もありますが、今後の未来の在り方としては、「半農半X」のような、半分田舎暮らしで自給自足、そして半分は志に適った活動や仕事で生計を支えていく形にシフトしていくと未来予想しています。
それは何か真新しいものではなく、ある意味で本来の日本的な生き方であり、日本の原点なのかなと感じます。原点回帰が今後のキーワードなのかもしれません。
皆さんは、どうお考えでしょうか。一緒に今後の日本の未来の在り方を考えていけたら嬉しいです。
豊かな島づくり
豊嶋
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