基軸力を養うー偉人に学ぶことの大切さ

先日のブログ投稿で、「本学」と「末学」の違いと、「本学」の重要性について説明しました。

少しだけおさらいしますと、


●本学(人間学)

「人はいかに生きるべきか」「どうあるべきか」を学ぶ学問。
論語・孟子などの四書五経、陽明学、偉人の伝記、哲学などが含まれます。

●末学(時務学)

会計・語学・IT・マーケティングなど、
その時代に必要とされる知識やスキル のことです。

本日は、この本学(人間学)の中にも含まれる 「偉人伝」を学ぶことの大切さ について、簡単に書いていきたいと思います。


人物教育・偉人教育の大切さについて

編年体と紀伝体

過去の歴史に学ぶことは、本当に大切です。

ですが、「歴史に学ぶ」と一言でいっても、実は意味合いが大きく異なります。
歴史の叙述方法には大きく2パターンあります。

  • 編年体
  • 紀伝体

編年体 は、年号に沿って記述されていて、それを暗記することが中心となります。(通常の学校の歴史はこちらです)

紀伝体 は、本記と列伝に分けられ、この「列伝」では個人の 人物伝 が中心になります。

この紀伝体の中にある、列伝・人物伝、つまり 過去の偉人の伝記こそが「本学」 に当たります。


人物教育・偉人教育のメリット

過去の偉人の伝記に学ぶ
「偉人教育」「人物教育」は、かつての日本の教育ではごく当たり前に行われてきました。

しかし、第二次世界大戦以降、このような教育はほとんど行われなくなってしまいました。

けれども、人物教育・偉人教育には、大きく2つのメリットがあると考えています。


① 決断力・基軸力を養うことができる

過去の偉人の生きざまに触れ、

「自分がその人と同じ年齢のときなら、どう行動していたのか」

を考えることで、決断力 が身についていきます。
将来、自分が決断・実行していくための「訓練」になるのです。

また、偉人の人生軸や判断基準を学ぶことで、
自分自身の人生における 基軸力 を身につけていくことができます。

特に、大業を成し遂げた壮年期ではなく、
若いころの様々な決断にフォーカスを当ててみていくことが重要 です。

過去の偉人も、若かりし頃は同じように悩み、紆余曲折があり、
それでも決断を重ね、その結果として大きな成果を残しています。

その時の想いや葛藤に寄り添うことで、
今を生きる私たち若い世代は、たくさんの示唆を得ることができます。

一方で、通常の編年体による学校の歴史教育は、

「偉人がいつ、何を成し遂げたか」

という「事実の暗記」が中心です。

そのため、
自分の人生観や生き方を考えたり、決断力や基軸力を養ったりする上では、どうしても役に立ちにくい側面があります。

自分の人生における基軸力・決断力。
それらは、人として生きる上でとても大切なものです。

激動で先が読めない時代だからこそ、
過去の偉人から学ぶ教育が、今こそ求められているのではないかと考えています。


② チャレンジ精神が旺盛になる

過去の偉人の生涯に触れると、
ものすごく志高く、行動力にあふれたリーダーシップを垣間見ることができます。

特に、昔の人は10代、20代、30代と、若くして志高く行動し、結果を残している ことが多いです。

伝記を通して、そのような偉人に触れると、

「自分より年下なのにすごい!自分も何とかせねば!」

という気持ちになり、心が奮い立ちます。

偉人たちは、若いうちからぶれない判断基準を持ち、
様々な決断を繰り返し、実行し、ときに死と隣り合わせになりながら実績を上げていきました。

その姿を知ると、

「それに比べたら、今の自分の挑戦なんて、まだまだちっぽけなものかもしれない」

と感じるようになり、
より一度きりの人生を、志高くチャレンジしてみよう という気持ちが湧いてくるのではないかと思います。

しかし、このような偉人教育が少なくなった現代では、
世のため・人のため・社会のために、リスクを取ってでも志高くチャレンジする人が、
どうしても減ってしまうような気がしています。


おわりに

いかがでしたでしょうか。

「本学とは何か」というところから始まり、
偉人教育のご紹介と、そのメリットについてお話させて頂きました。

今の日本社会は、末学の教育が過剰 になっているような気がしてなりません。

しかし、末学は 本学があってこそ初めて花開くもの だと考えています。

本学(偉人教育)に学び、自分の人生観・人格を研鑽し、
その上で末学もしっかりと学ぶ。

本学と末学の両方に学んだ バランスの取れた、志高い人 で溢れる社会になっていけばいいなと思っています。

以上です。ご参考になりましたら幸いです。

豊かな島づくり

豊嶋

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